ドイツの部屋探し⑦ー自分の部屋が欲しくて

そんなわけでやっぱり新たに家を探すことにしたわたし。

ベルリンからやってきてこの土地に少し慣れたところで

あの苦労がもう一度やってくると思うと・・・

 

やばい全然やる気にならん。

 

そんな時クラスの友達もまた新たに家を探していると知り

じゃあ2つ部屋がある家を借りよう!

と盛り上がりました。

 

が、これは十分な収入がない学生には土台無理な話でした。

一応ふたりで数十通メールを送ってみましたが全然返事なし。

彼女はドイツ人なのでそりゃもう完璧なメールを書けるのですが

そういう問題では今回はないようで・・・

 

そうはいえど、毎晩夜眠る前にソファの上で毛布にくるまって

ちまちまとサイトをチェックしていました。

 

そんなある晩ふと、そういや普通のWG(すでに数人住んでいて一人で入る形)

も見てみようかな・・と見てみると

超激安しかもMItte(街の中心)のWGが目に入りました。

その安さと言ったら、史上最安値!!

この場所でこの値段絶対おかしいだろなにかあるだろ

と思いながらも、面白半分で応募。

 

すると数日経ってそんなことも忘れたころに返事が!

もう一度広告を見ようとサイトへ行くとすでに消されていました。

1日しか広告が出ない掘り出し物件がある・・・

と都市伝説のように囁かれていた、まさにそれ!

に出会っていたのです(ジャーン!!)

*大げさに思われるかもしれませんがそれくらい大変なのです

 

そして返事まできた!

「ドイツ語話します」の旗だけが立ってたので(ドイツ語・英語の二つだったりもっといろんな旗がたっていることもある)

わたしの間違いだらけのドイツ語の文章でまさか返事がくるとは・・

 

そして早速あの大嫌いな面接へ行くことになりました。

しかし今回は、ソファだけど一応家もあるし、

そもそも2人で住もうとか盛り上がってしまった負い目もあり

そんな前のめりでもないというか、

 

どんな家なのか?どんな人が住んでるのか?

そもそもわたしのドイツ語でおもしろいこと言えるのか?

 

みたいに割とわくわくしながら行きました。

 

まあしかし

今回初めて集団面接だったのですが、、(応募者多数のためらしい…)

なんかもう途中でなんだこれ?って思う状況が多々あり、

そもそも家のための集団面接っていう状況自体がおかしいので

半分本気、半分冗談みたいなノリでした。

冗談の気持ちを半分持ってないと自分がこのおっかしなシステムに

取り込まれてしまうのでわ!!

と強迫観念があったので・・・

 

その家は本当に街の真ん中からすぐのところにあり

部屋の窓からは公園の緑が見え

4階のキッチンののベランダからの眺めはテレビ塔や夜景

キッチンは5人で住むには少し狭いけど暖かく

なにより住人の誰もが素敵でした。

 

しかしあまりにも素敵すぎて

うわあーこりゃもっとお洒落で可愛い子が住む感じだなー

とか引け目を感じつつ

どんどん新たな訪問者がやってくるので

ではお邪魔しました。

って感じでバタバタと過ぎて行きました。

 

そして翌週・・・

 

返事が来た!!

 

 

「わたしたちは、あなたのことをとってもいい人だと思ったわ」

 

おお!

 

「で、一人この前いなかったひとがいるからもう一度来てもらえる?」

 

・・・どっち?

住めるの?住めないの???

これは2次試験かなにかですか????

 

と、かなり疑心暗鬼になりながらも再度訪問し

なんと住めることになったのです。泣

 

一緒に住もうと盛り上がっていた子にも連絡をして

喜んでくれました(やさしいこ)。

ごめんね、抜け駆け・・・

でもソファも四角い皿も潔癖性ももうとっくに限界突破していたことを

彼女はわかってくれていたので、よかったです。

 

まだ引越しはしてないので、引越しするまで気を抜けないのが

ドイツの家探し・・・

このまま無事に住めることを望みます。悲願

 

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