ドイツの部屋探し⑥ー新しい同居の形

まだまだ続きます・・

 

人間は困難にぶつかった時、トライアンドエラーしながら

なんとかそれを乗り越えると大きな充実感に満たされます。

ゲームの面をクリアしていく達成感のような、

 

不自由な外国だから面の数は半端じゃないんですが、実は

一面一面は大したことやってないことがほとんどです。

 

つまり、ここで生活するためには必要不可欠な事柄

(住民登録、銀行口座開設、携帯契約とか)

は言葉の壁があるので一見難しそうですが、

やってみたら大したことなかった、そしてそれをクリアしたとて

そこがスタートラインであって、まだなーんも始まっちゃいない。

という、当たり前なことを忘れ、

 

なんだか外国で面クリしてる自分に陶酔しちゃう現象

 

ってあると思います。(イギリスに初めて留学した時わたしがそうでした。)

でまたこの面がやたらと多いから、

「ここまでクリアしたらそろそろ中ボスに会えるんじゃね」

とか期待しちゃうんですが、

いやwまだゲーム始まってねーからwwwwww

っていうことです。わかりますでしょうか?

 

ちなみにわたしゲームは全くやりません。

手持ちのネタにないことわざわざ例え話に使うって

間違ってたらどうしようとか思ってグーグル検索しちゃう

自分の浅はかさを目の当たりにするので不健全ですね。

 

それはさておき、つまり何が言いたいかというと、

こんな6回にも渡って熱く語っている「ドイツの部屋探し」

そして多分もう1回くらいは書きたい「ドイツの部屋探し」

は、こんなにも注意深く

”外国で面クリしてる自分に陶酔しちゃ” わないように

言い聞かせているこのわたしですら、

 

「すみません、ちょっと語っていいですか?」

 

って居酒屋で隣にたまたま座った

おじさんにでも言いたくなるくらい大変だったのです。

 

でも居酒屋もおじさんもないし、

友達にこの面クリ陶酔話をするのは忍びないので、

(拝啓、友達様 ちゃんと見てますかわたしの勇姿)

このブログを立ち上げたというわけです。

 

では、続けます。

 

ベルリンを出て現在の地に来ることになり、

ベルリンにいるうちに部屋を探し始めました。

 

でもこれまた問題が。

現在の街からベルリンまではなんとバスで8時間。

お金もそれなりにかかるので、気軽に行き来できる距離ではありません。

メール、内見=面接、決定

までを速やかに行いたいのは貸す側も同じ。

今ベルリンに住んでてー内見行けるのは来週末の日曜かな

ではアウト。

 

そんな厳しい状況でも、何件か内見の約束ができたのですが

結果はすべてだめ。

困り果てたところ、みつけたのが今の家でした。

ドイツ人の男の人が一人で暮らしている居間を

貸してくれるというものでした。寝るときはカウチで・・

「ちなみに居間は僕も使うから、それでもよければ、だけど」

と言われましたが、もう他に選択肢がなく

「よろしくおねがいします!」

と始まったのが現在の家です。

 

彼と暮らして2ヶ月、ものすごくオープンマインドな

いい人なのですが、やっぱり自分の部屋が欲しい特にベット。

居間の大きめのカウチで寝ているのですが、

最近顎関節症になってしまい、どうやら寝方の問題のよう、、。

これは!もう!探すしかない!!

 

と、重い腰を上げて新しい家を探すのでした・・・

 

ずっと部屋探してない?と思ったそこのあなた、

そうです。これがドイツの現状なのです・・・

 

 

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「寝るからどいて」って言えばいいんだけどね・・